この記事の要点(30秒でわかる3行まとめ)
- アコーディオンカーテンの取り付けは「採寸→下地確認→ブラケット→レール→本体吊り込み・調整」の5ステップ。DIYなら1〜2時間が目安です。
- 失敗の多くは採寸ミスと石膏ボードへの直打ち。幅・高さは3か所ずつ測って最小値を採用し、下地がなければアンカー(1本200〜500円)を使います。
- 本体2kg以上・高さ2.4m以上・下地不明のどれかに当てはまるならプロ依頼(工賃1.5〜3万円程度)が結果的に安く済みます。
- アコーディオンカーテンを自分で取り付けたいけど、手順がよくわからない
- 取り付けたらビスが効かない・隙間ができた・ドアに当たる
- DIYでいけるのか、プロに頼むべきなのか判断できない
「箱を開けたら部品が多くて、どこから手を付ければいいかわからない」。
アコーディオンカーテンのDIYで、いちばんよく聞く声です。
私は札幌で内装工事を10年続けてきた職人で、アコーディオンカーテンやブラインドの取り付けは年間50件以上こなしています。
その経験から言えるのは、失敗の9割は取り付け前の準備不足だということです。
この記事では、まず正しい取り付け方を5ステップで解説します。
そのあとに、現場でよく見る失敗パターンとその対策をまとめました。
管理人手順どおりに進めれば、初めての方でも十分取り付けられます。
ただし「下地」だけは必ず確認してくださいね。
アコーディオンカーテンの取り付け方は?5ステップで解説
アコーディオンカーテンの取り付けとは、開口部の上に「レール」を固定し、そこに本体を吊り下げて、片側を壁に留める作業のことです。
手順は「採寸→下地確認→ブラケット→レール→本体吊り込み・調整」の5つだけ。
順番を飛ばさないことが、いちばんの近道です。
準備する道具
| 道具 | 用途 | 価格の目安 |
|---|---|---|
| スチールメジャー | 開口部の幅・高さを測る | 約 500〜1,500円 |
| 下地センサー | 壁・天井の中の木材を探す | 約 2,000〜4,000円 |
| 水平器 | レールを水平に付ける | 約 100〜1,000円 |
| 電動ドライバー | ビスをしっかり締め込む | 約 3,000円〜 |
| 鉛筆・脚立 | ビス位置の印付け・高所作業 | 手持ちでOK |
※手回しドライバーだとビスが奥まで入らず、後から緩む原因になります。
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STEP1:開口部の幅・高さを3か所ずつ測る
幅は上・中・下の3か所、高さは左・中・右の3か所を測ります。
測った中でいちばん小さい値を採用してください。
古い家ほど枠がわずかに歪んでいて、場所によって5mm以上違うことも珍しくありません。
注文サイズは、メーカーの採寸ガイドに合わせて決めます。
取り付け方には、枠の内側に付ける「内付け」と、枠の外側の壁に付ける「外付け」の2種類があります。
| 取り付け方 | 測る場所 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 内付け | 枠の内側の幅・高さ(内寸) | 枠に奥行きがある開口・見た目をすっきりさせたい場合 |
| 外付け | 枠を含めた外側の寸法+左右の重なり分 | 枠の奥行きが浅い・隙間風や音を減らしたい場合 |
※内付けの場合、測った値から1〜2cm引いて注文するのが一般的です(製品ごとの指定を優先してください)。
STEP2:下地の位置を確認して印を付ける
下地とは、壁や天井の中にある木材や金属の骨組みのことです。
ここにビスを効かせないと、カーテンの重さで少しずつ抜けてきます。
下地センサーを壁に当てて横に滑らせ、反応した位置に鉛筆で印を付けます。
レールの両端と中間に、最低3か所ビスを打てる位置を確保できるのが理想です。
STEP3:ブラケット(取り付け金具)を水平に固定する
ブラケットとは、レールを支える小さな金具のことです。
両端のブラケットの位置を決めたら、水平器で高さをそろえてから印を付けます。
目分量で付けると、レールが傾いてカーテンが勝手に閉まる・開くといった不具合が出ます。
下地がない位置は、石膏ボード用のアンカーを先に入れてからビスを打ちます。
STEP4:レールを取り付けて本体を吊り込む
ブラケットにレールをカチッとはめ込み、軽く引っ張って外れないか確認します。
次に、本体上部のランナー(レールの中を走る小さな車輪)をレールの端から通していきます。
製品によってはレールと本体が最初から一体になっているので、説明書の順番に従ってください。
STEP5:固定側を壁に留めて開閉を調整する
本体の「たたむ側」の端を、壁や枠に付属の金具で固定します。
反対側の取っ手が、壁側のマグネットやラッチ(受け金具)にきちんと収まるか確認しましょう。
最後に10回ほど開け閉めして、引っかかり・傾き・異音がなければ完成です。



現場では、開閉チェックで少しでも重いと感じたらレールの水平を測り直します。
ここで手を抜くと、半年後に必ず不具合が出ます。
アコーディオンカーテン取り付けで多い失敗4選と対策
「ちゃんと測ったつもりなのに」——これが現場で一番多いセリフです。
手順を知っていても起きやすい失敗を、順番に見ていきます。
①サイズの測り間違いで隙間ができる
内付けなのに外寸で注文して枠に入らない、逆に小さすぎて左右に隙間ができる、というケースです。
以前、札幌市内のマンションで「隙間から冷気が入る」と相談を受けたお宅は、幅を1か所しか測っていませんでした。
結局、外付けタイプで注文し直すことになり、約2万円の余計な出費に。
3か所測って最小値、を徹底するだけで防げます。
②ビス穴の位置がズレてレールが傾く
ブラケットの高さが数ミリずれるだけで、レールは傾きます。
傾いたレールでは、カーテンが勝手に片側へ寄ってしまいます。
水平器で確認してから印を付け、ビスは長さの合ったものを使いましょう。
ビスの選び方はビスの長さの選び方や種類の解説記事でまとめています。
③開閉時にドアや家具に当たる
廊下と居室の間仕切りに使うときに多い失敗です。
たたんだカーテンの厚み分のスペースがなく、近くのドアや収納扉とぶつかってしまいます。
たたむ側にはカーテンの厚み+10cm以上の余裕を取り、左右どちらにたたむかを注文前に決めておきましょう。
④石膏ボードへの直打ちでビスが抜ける
いちばん深刻なのが、石膏ボードに普通のビスを直接打つ失敗です。
石膏ボードは柔らかいので、普通のビスでは重さに耐えられません。
「最初は付いていたのに、3か月で傾いてきた」というご相談は、ほぼこのパターンです。
同じ原因の失敗はブラインド取付け失敗|石膏ボードでも落ちない職人の対策でも詳しく解説しています。
| 壁の状態 | 対処法 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 下地(木材)あり | そのままビス止めでOK | 0円 |
| 石膏ボード(下地なし) | トグラーアンカー・ボードアンカー | 約 200〜500円 |
| 石膏ボード(重い製品) | 補強板(ベニヤ)を入れてからビス止め | 約 25,000円〜(業者施工) |
| コンクリート・ALC壁 | 専用プラグ+ビス | 約 500〜1,000円 |
賃貸・穴なしで取り付ける方法はある?
賃貸では、壁に穴を開けられないことが多いですよね。
その場合は、「突っ張り式」のアコーディオンカーテンが選択肢になります。
ただし、突っ張り式は「どこにでも付く」わけではありません。
- 対応できる開口幅に上限がある(多くは180cm前後まで)
- 天井や枠の素材が柔らかいと、突っ張る力が弱くなる
- 強く引っ張ると外れることがあり、ペットや小さなお子さんがいる家は注意
もう一つの方法が、「ラブリコ」や「ディアウォール」で床と天井の間に柱を立て、その柱にレールをビス止めするやり方です。
退去時は柱ごと撤去すれば元に戻せるので、賃貸でもよく使われています。
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DIYとプロ依頼、どっちがいい?判断基準
「自分でやれるか、プロに頼むか」——ここは正直にお伝えします。
次の表で、1つでも「プロ依頼」側に当てはまるなら、無理をしないほうが安全です。
| チェック項目 | DIYでOK | プロ依頼がおすすめ |
|---|---|---|
| 本体の重さ | 2kg未満 | 2kg以上 |
| 取り付け高さ | 2.4m未満 | 2.4m以上(脚立作業が危険) |
| 壁の下地 | 下地の位置がはっきりわかる | 不明・石膏ボードのみ |
| 開口幅 | 180cm未満 | 180cm以上 |
| 取り付け面 | 平らな壁・天井 | 傾斜・段差・曲面がある |
DIYで失敗すると、壁の補修込みで1〜3万円かかることがあります。
プロに頼む場合の工賃は、標準的な開口(幅180cm・高さ240cm以内)で1.5〜3万円程度です。
最初からプロに頼んだほうがトータルで安く済むケースも少なくありません。
DIYで進める方は、取り付け前に次の3点だけ確認してください。
- 下地センサーでビスを打つ位置を確認した
- 幅・高さを3か所ずつ測り、最小値で注文した
- たたむ側にドアや家具とぶつからないスペースがある
職人が選ぶおすすめアコーディオンカーテン3選
現場でよく扱うメーカーの製品を、DIYでの取り付けやすさも含めて比べました。
迷ったら「部品の精度が高いメーカー品」を選ぶのが、失敗しない一番の近道です。
| 製品 | 特徴 | DIY難易度 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| タチカワブラインド ファンテ | 部品の精度が高く、取り付けやすい定番品 | ★★☆(普通) | 約 1万〜5万円 |
| TOSO アコーデオンドア | 生地・色・断熱や遮光タイプの選択肢が豊富 | ★★☆(普通) | 約 1.5万〜6万円 |
| 突っ張り式アコーディオンカーテン | 賃貸向け。穴を開けずに取り付けられる | ★☆☆(簡単) | 約 8,000円〜3万円 |
製品ごとの採寸方法や取り付け説明書は、タチカワブラインド公式サイトやTOSO公式サイトで確認できます。
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安いノーブランド品は、ランナーの動きが渋くて調整に時間がかかることが多いです。
DIYならなおさら、メーカー品をおすすめします。
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よくある質問(FAQ)
Q. アコーディオンカーテンの取り付け方は難しい?
A. 採寸→下地確認→ブラケット→レール→本体吊り込み・調整の5ステップで、電動ドライバーが使えれば初めてでも取り付けられます。
難しいのは下地探しと水平出しの2点なので、ここだけは時間をかけてください。
Q. 取り付けにかかる時間は?
A. 幅180cm以内の標準的な開口で、DIYなら1〜2時間が目安です。
下地探しやサイズ確認を含めると、初めての方は3時間ほど見ておくと安心です。
プロなら30〜60分で終わります。
Q. 石膏ボードの壁にアンカーで取り付けても大丈夫?
A. 本体が2kg未満なら、石膏ボード用のトグラーアンカーで対応できることがほとんどです。
2kg以上の製品や、毎日何度も開け閉めする場所では、補強板を入れてからビス止めするほうが長持ちします。
Q. 賃貸でも取り付けられる?
A. 突っ張り式の製品を選べば、壁に穴を開けずに取り付けられます。
重めの製品なら、ラブリコやディアウォールで柱を立ててレールを付ける方法もあり、退去時は柱ごと撤去できます。
Q. 防音効果はどのくらい?
A. 一般的なアコーディオンカーテンは、話し声やテレビの音が少し和らぐ程度です。
しっかり音を抑えたい場合は、防音・遮音をうたうタイプの製品を選ぶか、間仕切り壁の新設も検討してください。
Q. 札幌で取り付けを頼むと費用はいくら?
A. 札幌での工賃は、標準的な開口(幅180cm・高さ240cm以内)で1.5〜3万円程度が目安です。
製品代(1〜5万円)と合わせて、トータル2.5〜8万円ほどになることが多いです。
他のリフォームと同時に頼むと、工賃が割安になる場合もあります。
ご相談方法をお選びください
お住まいの地域に合わせてどちらかお選びください。どちらも完全無料です。
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この記事を書いた人
札幌の内装工事歴10年・年間300件以上の現場に立ち会う職人ライター。リフォーム×スマート家電×内装インテリアの掛け合わせで、現場目線の一次情報を発信中。アコーディオンカーテン・ブラインド・ロールスクリーンの取り付けは年間50件以上。
最終更新日:2026年10月06日



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