「自分で網戸を張り替えたいけれど、失敗してかえって余計な出費になるのが怖い…」
春先になると、お客様からよく相談されるテーマです。
網戸の張り替えはホームセンターで道具一式が3,000円ほどで揃う、DIYの中では比較的とっつきやすい工事です。
ただし「ピンと張れずシワになる」「網がたるんで虫が入る」「押さえゴムが入らない」といった失敗が後を絶ちません。
私自身、内装工事歴10年の現場でリフォーム工事のついでに網戸を張り替える依頼を毎年30本以上受けてきました。
その経験から「DIYでも失敗しない人」と「必ず失敗してプロに依頼し直す人」の差は、ほんの数ポイントの知識だけだと断言できます。
この記事では、職人目線で見た失敗の原因と、確実に成功するためのコツを5つのステップに分けて解説します。
必要な道具と網ネット選びのポイントもAmazon・楽天で揃うものに絞って紹介するので、読み終わるころには「これなら自分でできそう」と思えるはずです。
網戸張り替えDIYで失敗する3つの原因
「失敗の9割は、道具と網選びの段階で決まっています」
これは私が現場で何度もお客様に伝えてきた言葉です。
網戸張り替えで失敗するパターンは、実はたった3つしかありません。
逆に言えば、この3つさえ押さえれば誰でも成功できます。
原因1:押さえゴム(ビート)のサイズを間違える
網戸の枠には、網を固定するための専用ゴム(押さえゴム・ビート)が入っています。
このゴムには太さが何種類もあり、合わないサイズを買うと「キツくて入らない」「緩くて抜けてくる」というトラブルになります。
現場でも「3.5mmと4.5mmを取り違えて二度買い直した」というお客様が毎年います。
古いゴムをカッターで少しだけ切り取り、ホームセンターに持参するのが一番確実です。
大手ホームセンターの売り場には専用のゲージが置いてあり、太さを正確に判定してもらえます。
管理人押さえゴムが太すぎると、
網が歪んだり隙間ができて使えなくなるので注意です
原因2:網のたわみ・シワを取り切れない
初心者のほとんどが、ここでつまずきます。
網を枠に乗せただけで押さえゴムを入れ始めると、必ずたわみとシワが出ます。
網はピンと張ろうとすると逆に裂けるので、「適度なテンション」をかけながらゴムを入れるのがコツです。
私はクリップ(または洗濯ばさみ)で4辺を仮止めしてからゴムを入れます。
このひと手間で仕上がりが見違えるほど変わります。
大手メーカーの動画では省かれがちですが、実は職人なら全員やっている下準備です。
原因3:網の目の細かさを場所で間違える
網の目は「メッシュ」という単位で表され、18・20・24・30と数字が大きいほど目が細かくなります。
札幌や北海道の郊外で「コバエ・ユスリカ」が出る家には、24メッシュ以上を選ばないと意味がありません。
標準の18メッシュだと、小さい虫がスルスル抜けてきます。
逆にペットがいる家庭は「ペット対応の太糸網」を選ばないと、爪で簡単に破られます。
場所と用途で選び分けるだけで、買い直しのリスクをゼロにできます。
失敗しないために揃えるべき道具5点【職人目線で厳選】
「数千円ケチるよりも、最初から1セット揃えた方が結局安く済みます」
私が現場で使い続けている定番品から、初心者でも失敗しないものを5点紹介します。
すべてホームセンター・Amazon・楽天で入手できます。
- 網戸ローラー(ダブル):押さえゴムを入れるときの必須道具。1,000円前後。シングルより断然ラクで、初心者ほどダブルを選ぶべきです。
- 網戸用カッター(または良く切れるカッター):余った網を枠に沿ってきれいにカットする道具。100円カッターはNGで、必ず切れ味のいい新品の刃を使います。
- 洗濯ばさみ・クリップ:4辺を仮止めしてシワを防ぐ。家にあるもので十分代用可能です。
- キリ・マイナスドライバー:旧押さえゴムを引き出す起点を作るために使います。
- メジャー:網と枠のサイズ計測用。網は10〜20cm余裕を持って買うのが鉄則です。
これらが1セットになった「網戸張り替えキット」が2,000〜3,500円で売られています。
初心者なら最初からセットを買うのが確実で、結果的に最安です。
私自身、現場で急に網戸の依頼が入るときは、迷わずセット品を買い足します。
網ネットの選び方|目の細かさ・素材・色の3基準
「網は『どこに住んでいるか』『何を入れたくないか』で選びます」
大手メーカーのカタログには細かいスペックが並んでいますが、実際の現場で意識するのは3つだけです。
逆に言えば、この3つさえ決まれば迷うことはありません。
基準1:メッシュ数(目の細かさ)
- 18メッシュ:標準。蚊・ハエは止まるが、コバエ・ユスリカは抜けます
- 24メッシュ:札幌郊外・河川近くにおすすめ。コバエもブロックできます
- 30メッシュ:花粉・PM2.5対策向け。ただし通気は落ちます
基準2:素材(グラスファイバー or ポリプロピレン)
初心者にはグラスファイバーが扱いやすくおすすめです。
ポリプロピレンは軽いですが、ピンと張るのに少しコツが要ります。
耐久性ならグラスファイバーが約7〜10年、ポリプロピレンは約3〜5年が目安です。
基準3:色(グレー or ブラック)
これは見落とされがちですが、外からの見え方が大きく変わるポイントです。
グレーは室内から外がよく見える反面、外からも室内が見えやすい。
ブラックは外側からの視線をシャットアウトしやすく、防犯面でも有利です。
「1階の道路側はブラック、2階のリビング側はグレー」と使い分けるのがプロの定番です。
お客様にもこの提案をすると、ほぼ100%納得して採用してもらえます。
職人直伝の張り替え手順5ステップ
「焦らず順番通りに進めれば、初心者でも1枚30〜45分で仕上がります」
- 古い押さえゴムを抜く:四隅の1か所にキリで切り目を入れて、グルッと一周引き抜きます
- 枠を平らな場所に置き、新しい網を乗せる:網は枠より10〜20cm大きめにカット
- クリップで4辺を仮止めする:このひと手間が、シワを防ぐ最大のコツです
- 網戸ローラーで押さえゴムを入れる:「角からスタートして1辺ずつ進める」が鉄則。一気に4辺は絶対NG
- 余った網をカッターで切り落とす:押さえゴムの外側に沿わせて、刃を寝かせて切る
1枚目は必ず時間がかかります。
でも2枚目からは半分の時間で仕上げられるので、家全体の網戸を1日で終わらせる方も多いです。
春の天気がいい休日の午前中から始めるのが、一番気持ちよく終わるタイミングです。
DIYでやる場合の限界ライン|ここからはプロに頼むべき
「自分でやるべきでない網戸を見極めるのも、お金を守る大事な判断です」
10年現場を回ってきた経験から、以下のケースはDIYに手を出さず、最初から業者に頼んだ方が結果的に安いと断言します。
- 網戸の枠そのものが歪んでいる・割れている:張り替えではなく枠ごと交換。アルミ加工が必要です
- 2階以上のはめ殺し窓・FIX窓に隣接する大型網戸:取り外し・運搬で落下事故のリスクがあります
- ロール式・プリーツ式の特殊網戸:構造が複雑でDIY不可能です
- 網戸が10枚以上ある一戸建て:体力的にきつく、途中で雑になりやすい
札幌の場合、業者に頼むと1枚3,000〜5,000円が相場です。
5枚で15,000〜25,000円。



DIYの倍ですが、品質保証と作業時間を考えると「忙しい人」「高所作業のある家」には業者依頼の方が確実です。
こんな人におすすめ・こんな人には向かない
DIYに向いている人
- 網戸が1〜4枚程度
- 1階の網戸が中心
- 少し時間が取れる週末がある
- 道具を揃えるなら来年以降も使い回したい
DIYに向かない人
- 網戸が10枚以上
- 2階以上の窓が多い
- 道具を新規購入する予算が惜しい(実は業者に頼んだ方が安いケース)
- 枠の歪みやサッシの不具合もある
まとめ|DIYで挑戦するときのおすすめセット
網戸の張り替えDIYは、押さえゴムのサイズ・網のたわみ・メッシュ選びの3点さえ押さえれば、初心者でも十分成功できます。
むしろ業者に頼むより半分以下のコストで済むので、1〜4枚程度なら挑戦する価値は大きいです。
道具をバラバラに買うより、最初から「網戸ローラー+押さえゴム+網ネット」が揃ったセット品を選ぶのが、結局いちばん早く・安く・きれいに仕上がります。
春シーズンは商品の在庫が減りやすいので、4〜5月のうちに揃えておくのがおすすめです。
「自分でやるか業者に頼むか迷っている方へ」
網戸の枚数や状態によっては、業者依頼の方が安く確実なケースもあります。
札幌・北海道エリアの方は、内装工事歴10年の私が無料でラインで相談に乗ります。
その他の地域の方は一括見積もり(無料)で、地元業者の相場を比較するのが確実です。
📌 札幌・北海道にお住まいの方へ
リフォームのご相談は、ラインから無料で承っています。
内窓の見積もり、スマート家電の導入相談など、お気軽にどうぞ!
📌 札幌以外にお住まいの方へ
お近くの優良リフォーム業者に一括で見積もりを依頼できる「一括見積もりサービス」がおすすめです。
複数社を比べて、納得のいく業者選びをしてみてください。




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