「よし、ゴールデンウィークに網戸を張り替えよう!」
そう思い立って始めたものの、網がたるんだり、ゴムが途中で外れたり、仕上がりがボコボコになったりした経験はありませんか?
私は内装工事の現場で10年以上働いてきました。
毎年この時期になると、「自分でやってみたけど失敗した」というご相談を何件もいただきます。
道具さえそろえれば誰でもできる、と思われがちな網戸の張り替えですが、実は「やりがちな失敗」にはパターンがあります。
管理人「失敗する人のほとんどは、コツを知らないまま始めています。」
今回は、現場で何百枚と網戸を張り替えてきた職人目線で、失敗の原因と防ぎ方を解説します。
この記事を読んでからやれば、初めてでもきれいに仕上がります。
なぜ網戸の張り替えDIYは失敗するのか:本質的な理由
網戸の張り替えが失敗する根本的な理由は、「簡単そうに見える」ことです。
ホームセンターで材料を買ってきて、動画を見ながら始める。
でも途中で「あれ、こんなはずじゃなかった」となる。
実際の作業には、手の力の入れ加減・コーナーの処理・ゴムの太さの選択など、数字には表れない「感覚」が必要です。
これは現場で何枚も張ってきて初めて身につくもの。
ですが、コツさえ知っていれば、初心者でも格段に仕上がりが変わります。
「知らずにやれば失敗する。知ってからやれば、ほぼ成功します。」
職人が見てきた失敗パターン3選
失敗① ゴムビードの太さを間違える
これが最も多い失敗です。
網戸のフレームに網を固定するゴム(ゴムビード)には、太さが何種類かあります。
太すぎると入らない。細すぎるとすぐ外れる。
現場でよく見るのは、「とりあえず売っていたゴムを買ってきた」というパターンです。
古いゴムをフレームから外して、実際に持参してホームセンターで比べるのが確実です。
一般的なアルミサッシの網戸には直径4.5mm〜5mmが多いですが、必ず現物確認してください。
「ゴムの太さ1本で、仕上がりが全然違います。」
失敗② コーナー処理でシワが入る
網がたるんだりシワになったりする原因の多くは、コーナー(四隅)の処理にあります。
直線部分は問題なくても、コーナーで網が余って折り重なってしまうパターンです。
コツは「コーナーから始めないこと」です。
プロは上辺の中央からゴムを押し込み始め、次に下辺の中央、そして左右の順に進めます。
最後にコーナーを処理することで、テンションが均一になりシワが入りにくくなります。
また、コーナー部分は網をカットせずに折り込む方法が失敗しにくいです。
切りすぎるとそこから破れてきます。
失敗③ ローラーの押し込みが弱い(または強すぎる)
ゴムビードをローラーで押し込む力加減も、慣れないと難しいポイントです。
弱すぎるとゴムが浮いてきて、後から網がたるむ原因になります。
強すぎると網に穴が開く、またはフレームの溝が変形します。
ドライバーやへらで代用しようとするのは厳禁です。
私が見てきた失敗の中に、ドライバーの先端が溝から外れて新しい網を一発で突き破ってしまったケースが何度もありました。
100〜500円で買える専用ローラーを必ず使ってください。



「道具をケチると、材料を無駄にします。ローラーは必須です。」
職人が教える網戸張り替えの正しい手順
必要な道具をそろえる
- 網戸用ローラー(凸・凹の2輪タイプが使いやすい):300〜800円
- ゴムビード(現物を持参して太さを確認):300〜500円/m
- 網戸メッシュ(サイズはフレーム外寸+10cm程度):500〜1,500円
- カッター(新品の刃を使うこと)
- クリップ(仮固定用・洗濯ばさみでも可)
張り替え手順(プロの順番)
- 古いゴムビードをコーナーから引き出して全部抜く。網も外す。
- フレームの溝のゴミ・ホコリをブラシで清掃する。
- 新しい網をフレームの上に置き、上下左右に5cmずつはみ出すようにセットする。
- クリップで仮固定(ずれ防止)。
- 上辺の中央からローラーでゴムを押し込み始める。左右に向かって進める。
- 次に下辺の中央→左右の順に進める。最後に左辺・右辺。
- コーナーは網を折り込みながらゴムで固定する(切り込みは入れない)。
- 全周ゴムが入ったら、フレームのすぐ外側をカッターで余分な網をカットする。
- ゴムが浮いていないか全周確認して完成。



「中央から外側に向かって張るのがプロの鉄則。これだけで仕上がりが別物になります。」
網の素材はどれを選ぶべきか:職人のおすすめ
網戸の網には素材によって特性が異なります。
用途に合わせて選ぶと、張り替え後の満足度が大きく変わります。
- グラスファイバー製:最も一般的。安価で扱いやすく、初心者向け。500〜1,000円/m²。
- ポリエステル製:グラスファイバーより柔軟で張り替えやすい。ペットや子どものいる家庭にも。
- ステンレス製:強度が高く長持ち。防犯効果もある。ただし重く張り替えに力が要る。プロ向け。
- 防虫・花粉対応タイプ:メッシュが細かく虫や花粉をブロック。北海道では虫の多い夏前に需要大。
初めてDIYで張り替えるならグラスファイバー製が無難です。
失敗してもやり直しやすく、コストも低い。
2回目以降、慣れてきたら防虫タイプや高耐久タイプに移行するのが私のおすすめです。
プロに頼むべき状況の見極め方
DIYで対応できる範囲と、プロに頼むべき状況をはっきり分けておくことも重要です。
- ✅ DIYで対応可能:フレームが歪んでいない・標準サイズ・ゴムが外れただけ
- ⚠️ プロ推奨:フレームが歪んでいる・網戸自体が外れやすい・高さ700mm以上の大型サイズ
- ❌ プロに依頼すべき:レールが破損している・サッシごと交換が必要・マンションで管理規約の確認が必要
フレームがゆがんでいる状態で無理に網を張り替えると、ゴムがすぐ外れて何度やっても失敗します。
この場合はフレームの交換から始める必要があります。



「材料費と時間を無駄にしないために、まずフレームの状態確認を忘れずに。」
今日からできる具体的なアクション
- まず網戸を外してフレームのゆがみを確認する(定規を当てると一目でわかる)。
- 古いゴムビードを抜いてホームセンターへ持参し、太さを確認して購入する。
- 網は「フレーム外寸+10cm」を目安に購入。余るくらいが正解。
- ローラーは必ず専用品を用意する(100均でも可)。
- 手順は「上辺中央→下辺中央→左右→コーナー」の順番を守る。
まとめ:コツを知れば網戸の張り替えは誰でもできる
網戸の張り替えDIYで失敗する原因は、ほぼ「ゴムの太さ」「張る順番」「ローラーの使い方」の3点に集約されます。
この3点を押さえるだけで、初めてでもプロに近い仕上がりになります。
ゴールデンウィークに時間があるいまが、網戸を一新するベストタイミングです。
ぜひ試してみてください。
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