子供部屋を仕切る後付け間仕切り|費用と方法を職人解説

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この記事の要点(30秒でわかる3行まとめ)

  • 子供部屋の後付け間仕切りは、突っ張り式なら2〜5万円、造作壁なら10〜30万円が目安。
  • DIYは「天井までの突っ張り式」が限界。下地のない石膏ボードに固定する造作は職人依頼推奨。
  • 賃貸なら原状回復OKの突っ張り式、持ち家で防音や個室化を狙うなら造作壁+ドアが王道です。

「兄弟が大きくなってきて、そろそろ部屋を分けたい」
「でもリフォームで壁を作ると数十万円かかると聞くし、本当にそこまで必要なのか分からない」

そんなふうに悩んでいる40〜50代のご家庭は、本当に多いです。
私自身、内装工事歴10年で札幌のご家庭を年間300件以上担当していますが、4〜5月は「子供部屋の間仕切り相談」が一気に増える時期です。

この記事では、子供部屋を後付けで仕切る4つの方法と、それぞれの費用相場・DIYとプロ依頼の判断基準を、現場目線で丁寧に解説します。

管理人

「結局うちは何を選べばいいの?」がスッキリ分かる構成になっています。

目次

子供部屋の後付け間仕切りとは?

子供部屋の後付け間仕切りとは、既存の一室を壁・パネル・カーテンなどで区切り、兄弟それぞれのプライベート空間を作るリフォーム手法のことです。
大規模な工事をせず、既存の床・天井を活かして仕切りを「あとから足す」のが特徴です。

大きく分けると、次の4つのタイプがあります。

  • 突っ張りパーテーション(賃貸・原状回復OK・最安)
  • ラブリコ/ディアウォール柱建て(DIY向き・自由度高)
  • 造作壁+ドア(プロ依頼・本格的な個室化)
  • パネル間仕切り(タチカワブラインドのプレイス等)(引戸・折戸タイプ)

「壁を作る=大工事」というイメージは半分正解で、半分は誤解です。
実際の現場では「2〜3万円で済んだ」というケースも珍しくありません。

後付け間仕切りの費用相場はいくら?

「費用がどれくらいかかるのか」が一番気になるところだと思います。
4つの方法ごとに、相場感を表にまとめました。

方法費用相場工期賃貸OK遮音性
突っ張りパーテーション1〜3万円当日
ラブリコ/ディアウォール2〜5万円半日〜1日
造作壁+ドア(プロ依頼)10〜30万円2〜4日×
パネル間仕切り(プレイス等)15〜35万円1〜2日

札幌市内のご家庭で、私が直近で担当した事例だと、6畳の子供部屋を造作壁+引戸で半分に区切るケースでは本体工事18万円+クロス補修3万円=合計21万円程度でした。
一方、賃貸マンションで突っ張り式を選んだお客様は2万9000円で2部屋化に成功しています。

管理人

「子供が独立するまでの5〜10年だけ使う」なら、突っ張り式やラブリコで十分なケースも多いです。

DIYとプロ依頼、どっちがいい?

判断基準は、シンプルに次の5つを順番にチェックしてください。

  1. 賃貸か持ち家か?(賃貸ならDIY前提、原状回復必須)
  2. 遮音性は必要か?(受験生がいる・楽器を弾く→造作壁推奨)
  3. 使う期間は何年か?(5年以下なら突っ張り式で十分)
  4. 天井高は2.4m以上か?(突っ張り式の限界ライン)
  5. 家族にDIY経験者がいるか?(電動ドライバーすら使ったことがない場合はプロ推奨)

このうち2つ以上「NO」が出たら、プロに見積もりを取った方が結果的に安く済むケースが多いです。

現場で見ていると、特に注意すべきなのは「DIYで途中まで進めたけど挫折して、結局プロを呼ぶ」というパターン。
失敗した部分の補修費用が乗っかるので、最初からプロに頼んだ場合より2〜3万円割高になることがほとんどです。

子供部屋の間仕切り、4つの方法を職人目線で比較

①突っ張りパーテーション(賃貸の最有力)

天井と床の間に突っ張り棒の原理で固定するタイプ。
賃貸でも穴を開けずに設置できる点が最大のメリットです。

代表的なのは、平安伸銅工業のドローアラインや、突っ張りパーテーションボード。
「とにかく原状回復したい」「とりあえず分けたい」というニーズには圧倒的にコスパが良い選択肢です。

ただし注意点として、天井が石膏ボードのみ(下地補強なし)の場合、強く突っ張りすぎると天井がへこむ・落ちる事故があります。
木の梁・野縁が走っている位置を「下地センサー」で確認してから設置するのが鉄則です。

②ラブリコ/ディアウォール(DIY自由度MAX)

2×4材(ツーバイフォー材)を天井と床で突っ張り、その柱に板材を打ち付けて壁を作る方法です。
柱の本数・幅・高さを自由に決められるので、子供部屋のサイズにぴったり合わせられます。

私のお客様で「壁の半分だけ仕切りたい」「上部は開けて換気を確保したい」など、市販のパーテーションでは対応できないニーズの方が、このラブリコ柱建てに行き着くケースが多いです。
DIY経験が中級レベル以上の方には、コスパと自由度のバランスが最も良い方法だと感じます。

③造作壁+ドア(本格的な個室化)

大工さんが木下地を組み、石膏ボードを貼り、クロスを仕上げる本格的な間仕切り工事です。
遮音性・断熱性ともに「壁」と呼べるレベルになります。

札幌市内の6畳間を造作壁で半分に分ける場合、本体工事+クロス補修+ドア設置で20〜30万円程度が現実的な相場です。
ただし、エアコンの位置・コンセントの増設・照明スイッチの分岐を含めると、もう少し金額が上がるケースもあります。

「子供が大学卒業まで個室として使う」「将来は2部屋として売却したい」など、長期前提なら一番投資効率が良い選択肢です。

④パネル間仕切り(タチカワブラインドのプレイス等)

引戸・折戸タイプのパネルを天井レールに吊り下げる方式。
普段は開けて1部屋、必要なときだけ閉めて2部屋として使える「可変間仕切り」です。

タチカワブラインドのプレイスシリーズは、1mm単位でオーダーできて、ソフトクローズ機能付き。
子供がドンッと閉めてもバタンと音が鳴らないので、深夜帯の家庭内ストレスが激減します。

「兄弟が小さいうちは一緒に遊ばせたいけど、成長したら個室化したい」というご家庭にはベストマッチの選択肢です。

職人が現場で見た失敗事例3つ

失敗①:突っ張り式を強く締めすぎて天井が陥没

お客様で「強く突っ張ったほうが安定すると思って」と力一杯回した結果、石膏ボードの天井が10cmほどへこんでしまったケースがありました。
修繕費用は3〜5万円。原状回復どころか余計な出費になってしまいます。

突っ張り式は「ガタつかない程度」で止めるのが鉄則です。

失敗②:造作壁の位置を窓側に寄せすぎて、片方が真っ暗

「平等に分けたつもりが、窓のない側が真っ暗で勉強できない」という事例。
採光・換気を考えると、間仕切り位置は「窓配置」を起点に決めるべきです。

私の現場では、必ず「日中の自然光が両側に届くか」「換気経路が確保できるか」を最初にお客様と確認します。

失敗③:ラブリコ柱を下地のない天井に立てて、夜中に倒壊

これも札幌のお客様事例ですが、ラブリコの柱を下地(野縁)のない位置に立てたまま、子供がぶつかった衝撃で倒れたことがあります。
幸い怪我はありませんでしたが、棚に置いていた本やおもちゃが散乱して大変だったそうです。

ラブリコ柱を立てるときは、必ず下地センサーで野縁の位置を確認してから施工してください。

子供部屋の間仕切りを選ぶ3つのポイント

  1. 使う期間で選ぶ:5年以下なら突っ張り式・ラブリコ、10年以上なら造作壁が経済的
  2. 遮音性で選ぶ:受験期や思春期は「音」が一番のストレス源。造作壁+防音材が安心
  3. 採光・換気で選ぶ:窓を塞がない位置設計が必須。可変式パネルなら昼夜で切替可能

札幌のように冬の日照時間が短い地域だと、特に採光を意識しないと「片方の部屋は冬中ずっと暗い」という残念な結果になりがちです。
地元の職人に下見してもらってから決めるのが、後悔しない一番の近道だと思います。

よくある質問(FAQ)

Q. 賃貸でも子供部屋を間仕切りできますか?

A. 突っ張りパーテーションやラブリコ柱建てなら、壁・床・天井に穴を開けずに設置できるので賃貸でもOKです。ただし、退去時に「強く突っ張った跡」「ピンの小さな穴」が残るケースもあるので、契約書で原状回復の範囲を確認しておくと安心です。

Q. 子供部屋を分けるのは何歳くらいから?

A. 一般的には小学校高学年(10〜12歳)あたりから個室を希望するお子さんが増えます。中学・高校で受験期に入る前のタイミングで分けるご家庭が多いです。

Q. 造作壁を作るのに補助金は使えますか?

A. 残念ながら、間仕切り単体では国の補助金(先進的窓リノベ・子育てエコホーム)の対象外です。ただし、断熱リフォーム・窓リノベと同時施工することで、別工事として補助対象になる可能性があります。詳しくは地元の業者に相談してください。

Q. DIYでどこまでできますか?

A. 突っ張りパーテーション・ラブリコ柱建てまでがDIY限界の目安です。石膏ボードへの本格的なビス止めや、ドア設置・配線変更が絡む造作壁は、プロに任せた方が安全かつ仕上がりが綺麗です。

Q. 札幌で間仕切り工事を頼むと費用は?

A. 6畳間を造作壁で半分に区切る場合、札幌相場で15〜30万円程度です。クロス補修・ドア設置・照明スイッチ移設の有無で金額が変わるので、現地調査込みの見積もりがおすすめです。

Q. パネル間仕切り(プレイス)の耐用年数は?

A. メーカー公表値で10〜15年が目安です。ソフトクローズ機構の調整は5〜7年ごとに一度メーカー点検を入れると長持ちします。

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この記事を書いた人

札幌の内装工事歴10年・年間300件以上の現場に立ち会う職人ライター。リフォーム×スマート家電×内装インテリアの掛け合わせで、現場目線の一次情報を発信中。

最終更新日:2026年5月14日

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この記事を書いた人

・札幌在住|30代|ボロ戸建大家
・リフォーム工事・リノベーション工事・内装仕上工事業者
・住まいのお困りごとを解決します。

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