この記事の要点(30秒でわかる3行まとめ)
- 札幌の風除室後付け費用は15万円〜70万円が中心相場で、簡易アルミ型と本格断熱型で価格差が大きい
- 玄関の凍結・隙間風・灯油代を一気に解決でき、暖房費は年1〜2万円削減の実例あり
- 札幌では一括見積もり3社比較が必須。地元業者は寒冷地仕様の知識が深く外注なしで安い
「玄関を開けるたびに冷気が家中に流れ込む」「灯油代が高すぎる」「玄関ドアが凍ってしまう」。
札幌で40〜50代の戸建てオーナーから、毎冬こんな相談をいただきます。
解決策のひとつが風除室の後付けリフォームです。
ただ「費用がいくらかかるのか」「DIYで安く済むのか」「どこの業者に頼めばいいのか」が情報として出回っていません。
大手リフォームメディアは全国向けの記事しか書かないため、札幌・北海道特有の事情を語れる記事はほぼ皆無です。
この記事では、札幌で内装工事を10年以上やってきた私が、現場で実際に見てきた費用相場・業者選び・失敗事例を一次情報でまとめました。
読み終わるころには「自分の家に必要かどうか」「いくらの予算で動けばいいか」がはっきりするはずです。
風除室とは?北海道で必要とされる理由
風除室とは、玄関ドアの外側に増築する小さな前室のことです。
玄関ドアと外気のあいだに「もう一つの扉と空間」をつくることで、冷気・雪・風が家の中に入るのを物理的に遮断します。
本州ではほぼ見かけない設備ですが、北海道・東北では一戸建ての約7割に設置されているといわれる必須設備です。
札幌の冬は氷点下10度を下回る日が当たり前。
玄関ドア1枚だけでは断熱が追いつかず、玄関ホールが「半外気」状態になります。
私が手稲区のお客様宅に伺ったときの話です。
築25年の戸建てで風除室がなく、玄関の温度を測ると家の中なのに2度でした。
暖房をいくら焚いても廊下が冷えるのは当然です。
風除室を後付けしたあと、同じ場所が10度まで上がったという実測データもあります。
風除室がもたらす3つの効果
- 断熱効果:玄関からの冷気侵入を防ぎ、暖房効率が大幅にアップ
- 防雪効果:吹雪の日に玄関前で雪を払えるので家の中に雪が入らない
- 収納効果:濡れた長靴・スコップ・ベビーカーの一時置き場になる
管理人「風除室は贅沢品ではなく、北海道では暖房器具と同じレベルの必需品」。
これが現場で10年見てきた私の正直な感想です。
風除室の後付け費用相場はいくら?【札幌実例】
結論から言うと、札幌での風除室後付け費用は15万円〜70万円が中心相場です。
幅が広いのは、グレード(簡易型〜本格断熱型)と工事規模(既存利用〜基礎工事込み)で大きく変わるためです。
グレード別の費用相場早見表
| タイプ | 本体価格 | 工事費込み総額 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 簡易アルミ型(小型) | 8〜15万円 | 15〜25万円 | 2方向ガラス・小型・基礎工事少なめ |
| 標準アルミ型(中型) | 15〜25万円 | 30〜45万円 | 3方向ガラス・自転車も置ける広さ |
| 本格断熱型(大型) | 25〜40万円 | 50〜70万円 | 樹脂枠・複層ガラス・基礎工事込み |
| 特注オーダー型 | 40万円〜 | 70万円〜100万円超 | 玄関ポーチ広め・デザイン重視 |
※価格は2026年5月時点・札幌市内戸建て向けの実勢価格。
※マンションは管理規約で原則NGのため、本記事は戸建て前提です。
全国平均と札幌の費用差
全国平均で語られる「風除室20万円」という数字は、ほぼ間違いなく簡易アルミ型のメーカー希望小売価格です。
実際の札幌では工事費を含めると1.5〜2倍になることが多いです。
これは札幌特有の事情があります。
基礎工事に凍結深度(地中60cm以上)を考慮しないといけないため、本州の業者がそのままの仕様で建てると数年で基礎が浮きます。
地元の寒冷地仕様の業者を選ぶ理由はここにあります。
私が見た札幌の実例3件
- 豊平区・築20年戸建て:標準アルミ型・3方向ガラス。総額38万円。工期2日
- 手稲区・築30年戸建て:本格断熱型(樹脂枠+Low-E複層ガラス)。総額62万円。工期4日
- 北区・築15年戸建て:簡易アルミ型・小型。総額18万円。工期1日



「最安値だけで選ぶと、3年後に基礎が傾きます」。
これは札幌の風除室で本当に多い失敗です。
DIYと業者依頼、どっちがいい?職人目線の判断基準
「風除室をDIYで作れないか」と聞かれることがあります。
結論を先に言うと、札幌の風除室は基本的にプロ依頼一択です。
その理由を分かりやすく整理します。
DIY可能ライン
- ビニールカーテンで簡易的に冷気をブロックする
- 玄関ポーチに後付けするテント型シェルター(ホームセンター販売)
- 樹脂製の組み立て式風よけ(簡易・3〜5万円程度)
プロ依頼が必須なライン
- アルミ枠やサッシで本格的な前室を増築する場合
- 基礎工事(コンクリート打設)が必要な場合
- 既存玄関ポーチへのビス止め・コーキング処理が必要な場合
- サイズ加工(1mm単位の現場合わせ)が必要な場合
私の現場経験からはっきり言いますが、本格的な風除室は素人施工ではほぼ確実に雨漏り・隙間風・基礎傾きが発生します。
札幌は積雪荷重が1平米あたり80kg以上かかるため、組み立てミスで翌冬に倒壊した事例も実際に見ています。
簡易ビニールカーテンや樹脂シェルターはDIYで十分。
ただ本格設置はプロ依頼にしましょう。
風除室の補助金・助成金は使える?2026年最新情報
残念ながら、風除室そのものへの直接的な補助金はほぼありません(2026年5月時点)。
ただし条件次第で使える制度がいくつかあるので紹介します。
活用できる可能性のある補助金
| 補助金名 | 対象 | 注意点 |
|---|---|---|
| 先進的窓リノベ2026 | 玄関ドア交換と同時施工 | 風除室単体は対象外。玄関ドアの断熱化と一緒なら可能性あり |
| 子育てエコホーム支援事業 | 子育て世帯の断熱リフォーム全般 | 対象工事と組み合わせ必須 |
| 札幌市住宅エコリフォーム補助制度 | 市内の省エネ工事 | 年度予算上限あり。早い者勝ち |
大切なのは「風除室+玄関ドア交換+断熱工事」をまとめて発注すること。
単体ではなくセット工事にすれば補助金の対象工事に含められる可能性が高まります。
豊平区のお客様で、玄関ドア交換と風除室を同時施工した方は、先進的窓リノベの補助金で玄関ドア部分のみ24万円が支給されました。
結果として風除室込みの総額70万円のうち、実質負担は46万円まで圧縮できました。
「補助金は使えないと思ってあきらめる前に、必ず業者に聞きましょう」。
地元業者なら申請代行までやってくれることが多いです。
失敗しない業者の選び方3つの基準
札幌で風除室を後付けするなら、業者選びを間違えると数十万円が水の泡になります。
10年現場を見てきた私が、絶対外せない3つの基準をお伝えします。
基準1:寒冷地施工実績が10件以上ある
ホームページに「風除室施工実績」が写真付きで10件以上掲載されている業者を選びましょう。
札幌の凍結深度・積雪荷重を理解せずに本州仕様で建てる業者が紛れ込んでいるからです。
基準2:自社施工で外注ゼロ
大手リフォームチェーンは下請けに丸投げするケースが多く、その分マージンが20〜30%上乗せされます。
地元の小〜中規模リフォーム会社で自社職人が施工する業者を選べば、同じ品質でも10万円以上安くなります。
基準3:3社以上の相見積もりを取る
1社だけで決めるのは絶対NGです。
札幌の風除室は同じグレードでも業者によって20万円以上の価格差が出ます。
必ず3社以上の見積もりを比較しましょう。
自分で3社探すのが大変なら、一括見積もりサービスを使うのが楽です。
1回の入力で地元業者3〜5社からまとめて見積もりが届きます。
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私が現場で見た風除室の失敗事例3つ
ここからは大手メディアが絶対に書かない、現場の生の失敗事例を紹介します。
これから後付けする方は同じ轍を踏まないでください。
失敗事例1:基礎工事を省略して翌冬に傾いた
東区のお客様で、安さに釣られて格安業者に発注したケース。
札幌の凍結深度(60cm以上)を無視した浅い基礎で施工され、翌春に風除室全体が3cm傾いていました。
結局、撤去・再施工で追加40万円。
失敗事例2:玄関ドアと干渉して開けにくくなった
サイズ採寸が雑な業者だと、風除室と玄関ドアが当たって完全に開かなくなります。
白石区の現場で、玄関ドアが半分しか開かず冷蔵庫が入れなくなった事例がありました。
1mm単位の採寸ができる業者を選びましょう。
失敗事例3:単板ガラスで結露がひどい
10万円台の最安値プランは単板ガラス仕様のものが多いです。
札幌の冬は風除室内側の温度差で毎朝結露で滝のような水滴が発生し、サッシ枠がカビだらけになった事例も見ました。
少なくとも複層ガラス仕様を選びましょう。



「風除室は5年10年使う設備。初期投資をケチると倍返しで損します」。
これだけは絶対に覚えてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 風除室の後付け費用は札幌でいくらが相場?
A. 札幌の戸建てで風除室を後付けする費用相場は、簡易アルミ型で15〜25万円、標準型で30〜45万円、本格断熱型で60〜90万円です。
基礎工事の有無やガラスのグレード(単板/複層/Low-E)で大きく変動します。
Q. 風除室はDIYで作れますか?
A. ビニールカーテンや樹脂製簡易シェルターであればDIY可能です。ただしアルミ枠の本格設置は札幌の凍結深度・積雪荷重対策が必須なので、プロの業者依頼一択です。素人施工では雨漏り・基礎傾き・倒壊リスクがあります。
Q. 風除室の補助金は使えますか?
A. 風除室単体の補助金はありませんが、玄関ドア交換と同時施工することで「先進的窓リノベ2026」や「子育てエコホーム支援事業」の対象になる可能性があります。
札幌市の住宅エコリフォーム補助も使える場合があるので、必ず業者に確認しましょう。
Q. 工期はどのくらいかかりますか?
A. 簡易アルミ型なら1日、標準型で2〜3日、基礎工事込みの本格断熱型で4〜5日が目安です。
基礎の凍結期間を避けるため、4〜10月の施工が推奨されます。
冬場は工期が延びることが多いです。
Q. マンションでも後付けできますか?
A. 原則として不可です。マンションの玄関ポーチは共用部扱いになっているケースが多く、管理規約で改修が禁止されているからです。
一部の低層マンションでは管理組合の承認が下りる場合もあるので、まず管理規約を確認してください。
Q. 風除室で暖房費はいくら下がりますか?
A. 札幌の戸建てで風除室を後付けした実例では、灯油代・電気代を合わせて年1〜2万円程度の削減が一般的です
。築20〜30年の断熱性能が低い戸建てほど効果が大きくなります。
札幌の風除室リフォームで失敗したくないあなたへ
札幌の風除室は業者選びで20万円以上の差が出る工事です。
1社だけの見積もりで決めず、必ず3社以上を比較しましょう。
地元の寒冷地仕様の業者を一括で比較できる無料サービスから始めるのが確実です。
📌 札幌・北海道にお住まいの方へ
リフォームのご相談は、ラインから無料で承っています。
内窓の見積もり、スマート家電の導入相談など、お気軽にどうぞ!
📌 札幌以外にお住まいの方へ
お近くの優良リフォーム業者に一括で見積もりを依頼できる「一括見積もりサービス」がおすすめです。
複数社を比べて、納得のいく業者選びをしてみてください。
この記事を書いた人
札幌の内装工事歴10年・年間300件以上の現場に立ち会う職人ライター。リフォーム×スマート家電×内装インテリアの掛け合わせで、現場目線の一次情報を発信中。風除室・サッシ交換・断熱工事の施工実績多数。
最終更新日:2026年05月04日




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