本稿は、DIYリフォームにチャレンジする方へ向けた記事で、こんな人が書いています
最後までじっくり読んでもらえれば、クッションフロアをキレイに貼れるようになります
ぜひ実践に活かして、セルフリフォーム・リノベーションで素敵な住まいを作ってください
CF施工におすすめのツール
いずれも、壁際のCFをカットするツールで
DIYの方であれば、コストの面で割安な「ぴったりカッター」でも十分かなと思います
プロの方はパーフェクトカッターか床正の方がよいです
理由は、床材に合わせて角度・厚み・刃先の調整が可能なので
長尺・CF・タイルカーペットなどのさまざまな床材に対応できます
マメ知識:巾木の種類によって壁際の隠れる幅が違う
クッションフロアの壁際の切り口ですが、
巾木の有無と木巾木なのかソフト巾木なのかによってスキマができても隠れる範囲が異なります
また、使用する材料のメーカーによっても異なるので参考程度に頭にいれておけばOKです
巾木の種類 | 巾木無し | 木巾木 | ソフト巾木(Rなし) | ソフト巾木(Rあり) |
---|---|---|---|---|
壁際が隠れる幅 | 0㎜ | 約7㎜ | 約1㎜ | 約4㎜ |
壁際までキレイに切れればいいですが、スキマができてしまった場合でも
巾木が付くのであれば多少隠れるので問題なしです
プロの床材カットのテクニック5選
失敗を避けるために、CFカットの基本を抑えておきましょう
失敗する原因は、切れない刃をつかっていたり刃先を出し過ぎている
また、床に対して平行にカッターの刃が入っている場合が多いです
上記の基本はしっかり頭に入れておけば大丈夫!
ここからは現場レベルで活かせるプロのテクニックをご紹介します
- 壁際のカット方法
- 角(入隅・出隅)のカット方法
- ツラ切り(当て切り)
- 障害物の回避術
- 継ぎ目(ジョイント)の切り方・接合処理
ひとつずつ詳しく解説していくので
ここがわからん!ってところまで飛ばして読んでください
壁際のカット方法
壁際のカットはぴったりカッターやパーフェクトカッター(コーナーカッター極刀)などの専用工具があれば一発できることができます
初心者の方は地ヘラを当てて切るテクニックを紹介します
- STEP1クッションフロアを広げていき壁際まで押し込みます
- STEP2ぴったりカッターなどがあれば右側からカットします
なければ地ベラを押し当てて少しずつカットしていきましょう
コツは地ベラを起こしてグイっとCFを押し込みながら
カッターを立て気味にしてカットします
ぴったりカッターなどの特殊工具は、一般的に右利き用に作られており
壁の右側から左側へカットするような構造をしています
したがって、壁際を切る際は右側から左側へ作業を進行していくのが効率的でしょう
地ベラを使用してカットする場合は、どこから切っても同じなので好きな方向から切り進んでOKです
- 地ベラ・ぴったりカッターの押し込みが甘く、すき間ができる
- カット後のCFが長くてシワになる・浮いてくる
- 材料を切りすぎてスキマができてしまう
材料を切りすぎてしまうと、取り返しがつかないことになりかねません
特に注意が必要です
するようにすれば切りすぎてしまうことはありません
初心者のうちは地ベラをしっかりと押し込みながら
少しずつカットしていきましょう
角(入隅・出隅)のカット方法
入隅・出隅は折り込んでいくと、CFの厚みが出るので
はじめて貼る方は戸惑ってしまうと思います
しかし、このようにカットすることで
カンタンに加工できるようになるので参考にしてください
入隅(部屋の隅すみ)カットの手順
- STEP1角にCFを押し込んで折りたたみ印をつける
折りたたみ方はどのようなカタチでもOKです
部屋の角の頂点の位置を出すことを目的としており
頂点に印をつけましょう - STEP2一度CFを起こして、印からVの字にカットする
折りたたんだCFは印をつけたら、一度起こしてVの字にカットします
- STEP3再び角にCFを押し込む
Vの字にカットが終わったら再度CFを貼り付けます
余分なCFをカットしていきます - STEP4角から15cm程度まで地ベラを当ててカット
角の部分はぴったりカッターではカットできないので
地ベラを当ててカットしていきましょう
カットの仕方をミスすると足りなくなってしまうので
焦らずにゆっくりと施工しましょう
慣れてくると、印をつけることなく折りたたんだ状態で加工ができるようになります
数秒で加工ができるようになり高速で施工が可能!
出隅の位置を確認
さらにCFを押し込みます
ツラ切り(当て切り)
框や折れ戸のレールなど、さまざまなモノに対してカッターの刃を沿わせて
CFをカットしていく手法です
メリット | デメリット |
---|---|
キレイに素早く施工できる | 直接刃を当てる対象をキズつけやすい |
失敗してCFを切ってしまうことがある |
うまく切れるようになれば、圧倒的なスピードで加工できるのがメリットです
しかし、ちょっとした刃のズレで当てがった対象をキズ付けてしまったり
CF自体を切ってしまうこともあります
障害物の回避術
薄壁・床から立ち上がる暖房や水道の配管など障害物は
CFを貼るには障害物となりキレイに貼るためにはうまく回避する必要があります
- クッションフロアにあえて切り目を入れ、ジョイント(継ぎ目)を作る
- 小さい障害物などは当て切りや、十字に切り目を入れる
焦らずにゆっくりと加工していきましょう
いずれもカッターでキレイに切ってしまいましょう
CFは寒いと硬くなって加工しづらいので
ドライヤーで温めると柔らかくなり施工しやすくなります
継ぎ目の切り方と接合処理
ジョイント(継ぎ目)の処理の仕方
巾定規という定規を使って施工する方法も存在しますが
今回は、よりスピーディで簡単に施工できる
ジョイント部分を重ねて切ってシーㇺシーラーで溶接する方法を解説します
- 1枚目のCFと2枚目のCFをかさねて位置(柄・目地)を合わせる
- 定規を使って柄・目地の横を断ち切る
- 切ったら継ぎ目にシーㇺシーラーを流し込む
- ローラーで圧着
まとめ:CF貼は工具があると施工が断然ラクになる
やはりCF施工には専用工具があると断然ラクになります
頻繁に施工する場合は非常にオススメです
取引先や元請けを探している方には
リホチョクがオススメです
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