この記事の要点(30秒でわかる3行まとめ)
- プリーツスクリーンは「採光」と「断熱」を1台で両立できる窓回りアイテム。寒冷地ほどハニカム(ダブル)構造が効きます。
- 本体価格は窓1か所あたり1万円台〜3万円前後。調光できるツインタイプか、断熱重視のハニカムかで選び方が変わります。
- 石膏ボードへの直付けは落下事故の原因No.1。失敗しない選び方とおすすめ3製品を職人目線で比較しました。
「和室にも洋室にも合う窓回りにしたい」
「カーテンほど場所を取らず、ブラインドより柔らかい雰囲気がいい」
そんな相談を、私は現場で本当によく受けます。
その答えになりやすいのが「プリーツスクリーン」です。
ただ、種類が多く、選び方を間違えると「思ったより暗い」「冬に寒い」と後悔につながります。
この記事では、内装工事歴10年の私が、選び方とおすすめ3製品を比較表でわかりやすく解説します。
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プリーツスクリーンとは?採光と断熱を両立する窓回りアイテム
プリーツスクリーンとは、生地をジャバラ状に折りたたみ、上下に昇降させて開閉する窓回りアイテムのことです。
アコーディオンのように生地がたたまれるため、見た目がすっきりして和室にも洋室にもなじみます。
「カーテンとブラインドのいいとこ取り」——これが現場での私の説明文句です。
大きく分けて「シングルタイプ」と「ツインタイプ」があります。
シングルは1枚の生地、ツインは透ける生地と遮光生地の2枚を組み合わせ、光の量を細かく調整できます。
さらに、生地をハチの巣状の中空構造にした「ハニカムスクリーン」は、空気の層が断熱材の役割を果たします。
管理人私自身、札幌の戸建てで自宅の北側窓にハニカムタイプを入れていますが、冬の窓辺のヒンヤリ感が明らかに和らぎました。
お客様宅でも「結露が減った」という声を何度もいただいています。
プリーツスクリーンの選び方は?職人が見る5つのポイント
カタログだけ見ると迷いますが、見るべき点はシンプルです。
現場で私が必ず確認する5つを紹介します。
①シングルかツインか(調光のしやすさ)
明るさを細かく変えたいリビングや寝室はツインタイプが断然おすすめです。
洗面所やトイレなど「とりあえず目隠しできればいい」場所はシングルで十分です。
②ハニカム構造の有無(断熱・結露対策)
北海道や東北など寒冷地では、ハニカム(ダブルハニカム)構造を強くおすすめします。
空気の層が窓辺の冷気を遮り、暖房効率と結露対策に直結するからです。
③操作方式(コード式・チェーン式・コードレス)
小さなお子様やペットがいる家庭は、コードが垂れないコードレス式が安全です。
高い位置の窓はチェーン式が扱いやすく、私の現場ではチェーン式を選ぶ方が多い印象です。
④取り付け方法(天井付け・正面付け)
窓枠の内側に収める「天井付け」はすっきり見え、外側を覆う「正面付け」は光漏れと断熱に有利です。
断熱を最優先するなら、窓全体を覆える正面付けが効果的です。
⑤下地の確認(落下事故を防ぐ最重要ポイント)
ここを軽視すると、ある日突然スクリーンごと落ちてきます。
石膏ボードに普通のビスを打っただけでは、生地の重みで数か月後に抜け落ちることがあります。
後半の「取り付け失敗例」で、職人の対策を詳しく解説します。
プリーツスクリーンおすすめ3選を比較【2026年版】
選び方をふまえ、用途別に3タイプを比較しました。
価格帯・断熱性・調光のしやすさで選ぶのがおすすめです。
| 比較項目 | ①ハニカム断熱タイプ | ②ツイン調光タイプ | ③シングル標準タイプ |
|---|---|---|---|
| 価格帯(窓1か所) | 2万〜3万円台 | 1.5万〜2.5万円台 | 1万〜1.8万円台 |
| 断熱性 | ◎(寒冷地向き) | ○ | △ |
| 調光のしやすさ | ○ | ◎ | △ |
| おすすめ部屋 | 北側窓・寝室・浴室前 | リビング・子供部屋 | トイレ・洗面・小窓 |
| こんな人に | 暖房費・結露を抑えたい | 明るさを細かく変えたい | とにかく安く目隠ししたい |
①ハニカム断熱タイプ
中空のハチの巣構造が空気の層をつくり、窓辺の冷気を遮ります。
私が札幌の現場で一番すすめるのがこのタイプで、暖房の効きが体感で変わります。
価格はやや高めですが、灯油代・電気代の削減で十分元が取れる投資です。



寒冷地ならこれ一択!
②ツイン調光タイプ|明るさを自在に操りたい人へ
透ける生地と遮光生地を上下に組み合わせ、光の量を無段階で調整できます。
リビングで「昼は柔らかい光、夜はしっかり目隠し」を1台でこなせるのが強みです。
お客様宅のリビングに入れたところ、「カーテンに戻れない」と大好評でした。
③シングル標準タイプ|コスパ重視の小窓に
1枚生地のシンプル構造で、価格を抑えたいトイレや洗面の小窓に最適です。
「全部の窓を一気にそろえたい」という方は、まずこのタイプから始めるのも手です。
プリーツスクリーンはリフォーム・内装とどう相性がいい?
結論から言うと、壁紙の張り替えや窓まわりリフォームと「同時」に進めると失敗しません。
理由は、壁紙の色とスクリーンの生地色を一緒に決められるからです。
私の現場では、アクセントクロスを貼った壁にだけ濃色のスクリーンを合わせて、空間を引き締めた事例があります。
窓回りは「最後に付ける」ではなく「最初に色を決める物」です。
また、内窓(インナーサッシ)や複層ガラスへの交換とハニカムタイプを組み合わせると、断熱効果が一段と高まります。
北海道の寒冷地では、この「窓+スクリーン」の二段構えが結露対策の王道です。
プリーツスクリーン取り付けの失敗例|職人が見た注意点
大手メーカーのカタログには書かれない、現場のリアルな失敗を3つ紹介します。
失敗1:石膏ボードへの直付けで落下
これが落下事故の原因No.1です。
石膏ボードはビスが効かず、生地の自重で数か月後にスポッと抜けます。
必ず下地(木材や間柱)を探してビスを打つか、ボードアンカーを使ってください。
下地が見つからない時は、私はボードアンカーを2か所以上に増やして固定します。
失敗2:ツルツル素材・水回りでの結露とカビ
浴室前や洗面など湿気の多い場所に、布生地の標準タイプを付けると結露でカビやすくなります。
水回りには、撥水・防カビ加工された生地や、拭けるタイプを選ぶのが鉄則です。
失敗3:採寸ミスで光漏れ・隙間風
天井付けで窓枠ぴったりに採寸すると、左右に1〜2mmの隙間ができて光が漏れます。
断熱を狙うなら、あえて正面付けで窓を大きく覆うのが正解です。
私はミリ単位で採寸し、寒冷地では必ず正面付けを提案しています。
こんな人におすすめ・向かない人
- おすすめ:和室にも洋室にも合う窓回りにしたい/暖房費と結露を抑えたい/明るさを細かく調整したい
- 向かない:とにかく1台数千円で済ませたい(→ロールスクリーンが候補)/完全遮光だけが目的(→遮光ロールやハニカム遮光タイプを選ぶ)
迷ったら、寒冷地なら断熱重視のハニカム、本州のリビングなら調光重視のツインを基準に選べば大きく外しません。
まとめ:プリーツスクリーンは「採光・調光・断熱」を1台でこなせる、和洋どちらにも合う優秀なアイテムです。
寒冷地はハニカム、調光重視はツイン、コスパ重視はシングル——この基準で選び、下地確認だけは必ず行ってください。
まずは設置したい窓のサイズを測り、価格を比べてみましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. プリーツスクリーンの費用相場はいくら?
A. 窓1か所あたり、シングル標準タイプで1万〜1.8万円台、ツイン調光やハニカム断熱タイプで2万〜3万円台が目安です。オーダーサイズや電動式にすると価格は上がります。
Q. プリーツスクリーンはDIYでも取り付けできる?
A. 下地(木材や間柱)にビスが打てればDIYでも可能です。ただし石膏ボードへの直付けは落下の危険があるため、下地が見つからない場合はボードアンカーを2か所以上使うか、業者に依頼してください。
Q. 北海道など寒冷地ではどのタイプがいい?
A. 断熱性の高いハニカム(ダブルハニカム)構造を正面付けで使うのがおすすめです。内窓や複層ガラスと組み合わせると、結露対策と暖房効率がさらに高まります。
Q. 浴室や洗面など水回りにも使える?
A. 使えますが、標準の布生地は結露でカビやすいため、撥水・防カビ加工や拭けるタイプを選んでください。湿気がこもる場所では換気とセットで考えるのが安全です。
Q. ロールスクリーンとどちらがいい?
A. 価格と単純な目隠しだけならロールスクリーンが安く済みます。採光・調光・断熱を重視し、和室にもなじませたいならプリーツスクリーンが向いています。
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この記事を書いた人
札幌の内装工事歴10年・年間300件以上の現場に立ち会う職人ライター。リフォーム×スマート家電×内装インテリアの掛け合わせで、現場目線の一次情報を発信中。
最終更新日:2026年05月30日





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