この記事の要点(30秒でわかる3行まとめ)
- 風除室の「本体設置」はDIYではほぼ不可能。基礎・防水・固定に専門技術が必要で、プロ施工が基本です。
- 費用相場はプロ施工で約20〜50万円、DIYキットでも本体10〜25万円+工具代がかかり、差は意外と小さい。
- まずは複数業者の無料見積もりで相場を把握するのが、失敗しない最初の一歩です。
「冬の玄関、ドアを開けるたびに冷気がドッと吹き込んでくる…」
「風除室があれば暖かいと聞くけど、業者に頼むと高そう。自分で作れないのかな?」
札幌で内装工事を10年続けてきた私のところにも、こんな相談が毎年のように届きます。
結論から言うと、風除室は「DIYでできる部分」と「プロに任せるべき部分」がハッキリ分かれます。
この記事では、DIYとプロ施工の費用・手間・失敗リスクを、現場目線で正直に比較していきます。
風除室はDIYできる?結論は「本体設置はプロ一択」
風除室とは、玄関ドアの外側に設けるガラス張りの小部屋のことで、外気と室内の間に空気の緩衝層をつくる寒冷地特有の設備です。
この「緩衝層」が冷気の侵入を防ぎ、玄関まわりの暖かさと結露の軽減につながります。
では本題の「DIYで作れるか」ですが、答えは「本体の設置はプロ一択。DIYは周辺の仕上げだけ」です。
私自身、札幌で年間を通じて風除室の相談を何件も受けますが、お客様が一から自作したケースは一度も見たことがありません。
理由はシンプルで、アルミ枠の固定・水平出し・防水処理が、家庭用の工具と知識だけでは仕上げきれないからです。
「安く済ませたい気持ちはわかる。でも、雨漏りや傾きで結局やり直すと2倍かかります」
これは、私が現場で実際にお客様へお伝えしている言葉です。
風除室のDIYとプロ施工|費用の違いを徹底比較
まずは気になる費用と手間を、表で整理してみましょう。
下の比較は、私が札幌近郊で見積もり・施工してきた実例をもとにした目安です。
| 項目 | DIY(既製キット) | プロ施工 |
|---|---|---|
| 本体・材料費 | 約10〜25万円 | 約15〜35万円(本体込み) |
| 工具・付帯費 | 約2〜5万円(電動工具・コーキング等) | 0円(工事費に含む) |
| 総額の目安 | 約12〜30万円 | 約20〜50万円 |
| 工期 | 週末2〜3日(慣れていれば) | 半日〜1日 |
| 難易度 | 非常に高い | —(プロが対応) |
| 保証・アフター | なし(自己責任) | 施工保証あり |
| 失敗リスク | 雨漏り・傾き・すきま風 | 低い |
表を見て「あれ、思ったより差が小さい」と感じた方も多いはずです。
DIYは本体こそ安くても、電動ドリル・コーキングガン・水平器など工具をそろえると数万円が上乗せされます。
私のお客様でも、最初はDIY予定だったのに工具代を計算した時点でプロ施工に切り替えた方が何人もいました。
「人件費を浮かせたつもりが、工具代と失敗リスクで帳消しになる」——これが風除室DIYの落とし穴です。
なぜ風除室のDIYは難しい?職人が見た3つの理由
「やる気があればできそう」と思うかもしれませんが、現場の感覚では難所が3つあります。
順番に見ていきましょう。
理由1:基礎と水平出しがシビア
風除室は地面とアルミ枠を正確に水平・垂直で固定しないと、ドアが閉まらなくなります。
玄関ポーチの床は意外と傾いていることが多く、数ミリのズレが建付け不良に直結します。
私が応援で入った現場でも、DIYで設置した風除室の引き戸が最後まで閉まらず、結局プロが土台から組み直したことがありました。
理由2:防水・コーキングの処理が命
外壁と風除室のつなぎ目は、コーキング(すき間を埋める防水材)が甘いとそこから雨水が侵入します。
当ブログでも風除室の水漏れはコーキング劣化が原因という記事で解説していますが、プロでも経年で劣化する繊細な部分です。
DIYで初めて打ったコーキングは、数年でひび割れて雨漏りするケースが本当に多いのです。
理由3:北海道は耐風圧・積雪荷重への配慮が必須
札幌をはじめ北海道では、強風と屋根からの落雪・積雪に耐える固定強度が欠かせません。
固定が甘いと、冬の暴風雪で風除室ごと歪んだり、最悪は破損につながります。
「本州向けのDIY動画をそのまま真似すると、北海道では雪で壊れます」——これは寒冷地の職人として強く言いたいポイントです。
DIYでできる範囲とプロに頼むべきケース|スマート家電で快適化
とはいえ、すべてを諦める必要はありません。
風除室まわりで「DIYで十分できること」もあります。
- 既存の風除室のすきま風対策(隙間テープ・モヘアの交換)
- 床マットや棚など内部のレイアウト・収納の工夫
- 照明や見守り機器など電源不要のスマート家電の後付け
特におすすめなのが、暗くなりがちな風除室への人感センサーライトの設置です。
風除室は窓があっても夜は真っ暗になりやすく、両手に荷物を持って帰宅したときに足元が見えず危険です。
工事不要で電池式・マグネット固定のセンサーライトなら、DIY初心者でも5分で取り付けできます。
私が現場でよく案内するのは「SwitchBot 屋内カメラ」や乾電池式の人感センサーライトで、価格は2,000円〜4,000円前後(Amazon・楽天で最安値を確認)です。
さらに、風除室の断熱効果を「見える化」したいなら、スマート温湿度計を1つ置くのがおすすめです。
SwitchBot温湿度計(2,000円前後)をスマホと連携させれば、風除室と室内の温度差がひと目でわかります。
「風除室を付けて本当に効果があったのか」を数字で確認できるので、追加の断熱対策の判断材料にもなります。
「DIYは“本体以外”で賢く快適化する。これが現実的な正解です」
※製品名は一例です。最新の価格・在庫はAmazon・楽天市場でご確認ください。
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風除室を作る前に知っておきたい北海道の注意点と補助金
本体設置をプロに頼むと決めたら、依頼前に押さえておきたいポイントがあります。
- 複数業者から相見積もりを取る。同じ風除室でも業者によって10万円以上差が出ることがあります。
- 賃貸・マンションは事前に管理規約と大家さんの許可を確認。共用部の外観変更にあたる場合があります。
- 補助金の対象になるか確認。断熱目的の場合、自治体の住宅リフォーム補助の対象になることがあります。
補助金については、年度や自治体ごとに条件が変わります。
私のお客様では、断熱改修とセットで申請して工事費の一部が戻ったケースもありました。
札幌市や北海道の最新制度は年度初めに更新されるので、見積もり時に業者へ「補助金は使えますか?」と直接聞くのが確実です。
「補助金は“知っている人だけ”が得をする。聞かない手はありません」
今日からできる具体的なアクションは、たった2つです。
①ネットで「風除室 後付け 費用」の相場をざっくり把握する。
②無料の一括見積もりで、自宅の玄関に合う本体と価格を2〜3社から取り寄せる。
この2ステップだけで、DIYと比べて本当に得かどうかの判断材料がそろいます。
よくある質問(FAQ)
Q. 風除室はDIYで一から作れますか?
A. アルミ既製キットを使えば理論上は可能ですが、基礎の水平出し・防水・固定の難易度が非常に高く、おすすめしません。雨漏りや建付け不良のリスクを考えると、本体設置はプロに任せ、DIYは隙間対策や照明設置など周辺の仕上げに留めるのが現実的です。
Q. 風除室の費用相場はいくらですか?
A. プロ施工で約20〜50万円が目安です。サイズ・ガラスの種類・玄関ポーチの形状で変動します。DIYキットは本体10〜25万円ですが、工具代2〜5万円が別途かかるため、総額の差は意外と小さくなります。
Q. 風除室に補助金は使えますか?
A. 断熱目的の場合、自治体の住宅リフォーム補助の対象になることがあります。札幌市・北海道の制度は年度ごとに条件が変わるため、見積もり時に業者へ直接確認するのが確実です。
Q. 既製キットとオーダーメイド、どちらが安いですか?
A. 規格サイズに合うなら既製キットが安く済みます。ただし玄関ポーチが変形地や段差ありの場合はオーダー対応が必要になり、その分割高になります。まずは現地確認で自宅がどちらに当てはまるか見てもらいましょう。
Q. 設置にかかる工期はどれくらいですか?
A. プロ施工なら標準的なサイズで半日〜1日で完了します。DIYの場合は慣れていても週末2〜3日はかかると見ておくと安全です。
ご相談方法をお選びください
お住まいの地域に合わせてどちらかお選びください。どちらも完全無料です。
📍 札幌市内の方
現地確認・見積もり無料
🗾 札幌以外にお住まいの方
全国対応・複数社無料比較
この記事を書いた人
札幌の内装工事歴10年・年間300件以上の現場に立ち会う職人ライター。リフォーム×スマート家電×内装インテリアの掛け合わせで、現場目線の一次情報を発信中。風除室・サッシ・断熱まわりの寒冷地リフォームを得意とする。
最終更新日:2026年5月28日


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