こんな記事を用意しました。
筆者も過去に硬くて削れないパテを使っていて非常に苦労した経験があり、
使いやすいパテを発見できたことで施工スピードがグンと速くなりました
パテ選びでお悩みの方は参考にしてみてください
結論からいうと
筆者がいろいろなパテを試してきて、たどり着いた終着点です
作業効率爆上げして稼ぎたいクロス職人さんは、ぜひ使ってみてください
まずはじめに、パテを効率化するための注意点をまとめました
ベテランの職人さんは読み飛ばしてもOKです
壁紙の仕上がりは9割パテで決まる
壁紙は下地調整次第で仕上がりが決まります
キレイにパテを打つための注意点は以下の3つ
それぞれ詳しく解説していきます
道具をキレイに保つ
パテ板が重くなって手の負担が大きくなるので
パテベラではキレイに取れない上にヘラが壊れてしまったり
なんて͡コトも
スクレイパーがあれば簡単に削り落せます
スクレイパーで削るとこんなにパテの塊が……
ヘラやバケツにカスが残っているとこんな風に
線になってゴミを引っ張ってしまいます
クレームにも繋がる可能性はできるだけ潰しておくために
道具類は普段からキレイにしておきましょう
パテベラもキレイに削っておけば
使いやすい状態を保てます
作業効率を上げるために、どんなに忙しくても普段から心掛けています
しっかりとパテ足(パテの端っこ)を切る
職人さんはご存じだと思いますが、やはりパテ足をしっかりと切っておくことで
ペーパー掛けがとても楽になります
自分の負担を減らせば、その分体力を温存できる
適切な幅のヘラを使う
パテベラの幅は基本は
- 下塗りパテなら3~4寸の幅
- 上塗りパテなら7~8寸の幅
とはいえ、パテベラの幅は下地の状況に応じて柔軟に使い分けます
基本は徐々に幅広く打っていくことで、段差や凹凸は目立ちにくくなるので
5寸のヘラ一本だけで下塗り&上塗りを両方やるなんて横着はやめましょう
悪い例
ビス頭や下塗りパテで大きいヘラを使う
単純に手に負担が増えて疲れます
1回目の下塗りは小さいパテヘラを、2回目の上塗りは1回目よりも広い幅のパテヘラを使いましょう
それだけで施工スピードは向上します
横着は禁物
仕上げに小さいヘラを使うのもダメです
下塗りよりも大きいヘラを使わないとキレイに仕上げられません
ただし例外もあります
極端に狭くて大きい幅のパテヘラが入らない場合は、小さいパテヘラで上塗りパテを仕上げます
逆に、極端に段差(不陸)がひどい場合は下塗りの時点で幅広いパテヘラを使うこともあり
臨機応変に使いわける必要があります
基本はありますが、状況に応じて
パテベラは使い分けましょう
ヤヨイのおすすめパテ3選
下塗りは粒子が粗すぎたりザラザラだと打ちづらく
硬すぎるとケレンやペーパー掛けが大変な労力がかかりますよね
というわけで以下の4つのポイントを重視しています
- ヤセにくい
- 伸びが良い
- ヘラ切れ
- カンタンに削れる
SUPERビックワン(下塗り用)
硬化スピード | 打ちやすさ | 削りやすさ | 価格 | オススメ度 |
ビックワンは粘り気は無く、ヘラ切れもよく塗りやすいです
下塗り用としては、非常に柔らかくペーパーでゴリゴリと削れるくらいの硬さです
合成樹脂が配合されているので、塗ってから30~1時間くらいで疑似硬化します
ケレンするなら疑似硬化がはじまったタイミングがオススメ
ペーパー掛けが非常に楽で、軽く削れるので体への負担を減らせるでしょう
パテのヤセがほとんどなく、軽くこするだけでゴリゴリ削れるので
施工時間の短縮を目指すならぜひ試してみてください
デメリットは、厚盛性能がやや低いかな?といったところ
値段よりも体への負担と施工性を重視する人にオススメのパテです
SUPERスキームL(上塗り用)
硬化スピード | 打ちやすさ | 削りやすさ | 価格 | オススメ度 |
スキームも非常に打ちやすいパテです
パテの伸びがよく、ミミの切れも抜群
体の負担を減らしたい人は非常にオススメ
デメリットは、糊の付きが悪いです
パテのところだけ下紙が貼りつきません、数年後の貼替するときのことを考えるならプロジェストシリーズの方を選ぶといいです
伸びが良いので、施工面積が多い分コスパはかなり良いです
ヤヨイのリフォーム用パテ【下紙のフヤケ防止】
出典:ヤヨイ化学
硬化スピード | 打ちやすさ | 削りやすさ | 価格 | オススメ度 |
溶剤ベースのリフォーム用のパテです
最大の特長は下紙のフクレがまったく発生しないこと
溶剤ベースなので、速乾性が非常に高いです
すぐに固まりますが、まったくと言っていいほど削れません
扱いは難しいですが、リフォームで部分的に使用するなど
使い方次第では施工スピードが劇的に変わる諸刃の剣のようなパテです
クロス屋の一口メモ
そもそも下紙のフクレが起こる原因は、パテの水分が無くなる前にパテの硬化が始まることで
フヤけた状態で固まってしまうからです
乾燥型パテ、またはリフォームパテを使用すればOK
乾燥型パテは、水分が無くならない限り固まらないので
下紙のフヤケた状態で固まることはありません
硬化型パテは樹脂系の硬化剤が混ざっているので水分が無くなる前に硬化が始まるため
下紙がフヤケた状態で固まってしまいます
ただし、硬化型のパテは硬化剤を入れることで固まるスピードが速くなるので
すぐにクロスを貼りたい場合には硬化型の方が向いているでしょう
まとめ:クロス貼りで稼ぎたいならパテ選びは超重要
クロス屋さんとして稼ぎたいならパテの厳選は超重要です
実際に自分で使ってみないと特長や使用感がわからないので
今回紹介したパテは試してみる価値があると思います
稼げるかどうかはパテ次第!
どれを使うか迷ったら
- 下塗りは「SUPERビックワン」
- 上塗りは「SUPERスキームL」
新築のパテ処理は超時短になります!ガンガンクロスを貼ってゴリゴリに稼ぎましょう!!
取引先や求人を探したい職人さんは
リホチョクを使ってみるのもアリです
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