クッションフロアを貼ったことがない方でも
本記事を読むと施工の手順と職人の技術を理解できるでしょう
施工の前に予備知識として知っておくべきこと、注意点を解説します
プロの仕上がりに近づけるように最後までじっくりと読んで頭に入れておいてくださいね!
出し惜しみはしません!
ぜひ最後まで読んで技術を盗んでいってください!
CF(クッションフロア)の施工に必要な道具
僕が実際に施工する際に使う道具は
という感じで結構必要な道具は多いですね
予算の都合もあると思うので、すべては揃えられないという方は
最低限太字のモノだけを用意してもらえればクッションフロア貼りは可能です
とはいえ、職人さんやDIYで頻繁にクッションフロアを貼る方は
すべて揃えておく方が良いでしょう
道具があれば施工手順さえわかってしまえば
時間はかかるかもしれないですがキレイに貼ることが可能
注意点なども含めて貼り方の手順を解説していきます
クッションフロアを貼る準備と注意点を解説
まずはクッションフロアを貼る前に準備をしましょう
キレイに速くクッションフロアを貼るためには準備が非常に重要です
一つ一つ順番に解説していきます
クッションフロア(CF)を貼る箇所の寸法を測る
実際に貼りたい箇所の寸法を測りましょう
この時考慮しなければいけないことが下記の点です
これらの数字を考慮して必要なm数の材料を用意する必要があります
なるべく継ぎ目は少ないほうが見栄えや劣化しにくいので
施工する床の幅が1820㎜以下であれば一枚で貼るようにしましょう
材料を粗切りする
部屋の形や幅に合わせて材料を粗切りします
そうすることで余った材料を使いまわしが可能
また余分な切りしろが多いと単純に施工しづらいです
最適な切りしろは貼り始めと貼り終わりで各10cmは欲しいので
少し余裕を見て実測+20cmが良いでしょう
施工する場所はキレイに清掃する
クッションフロアは小さなゴミが残っている状態で糊を塗ってしまうと
つぶつぶやボコっとした突起が表面に出てきてしまいます
せっかく新品のクッションフロアを貼っても
残念な仕上がりになってしまうことも……
しっかりと清掃してできる限りゴミはホコリを取り除きましょう
掃除機はマキタの充電式サイクロンがオススメです
軽くてパワーがあって小柄な女性でも扱いやすく
現場での耐久性も十分あります
仮置きして位置決めと糊塗りの順番を決める
仮置きして位置決めを行います
その際に注意する点は
クッションフロアは約1820㎜と材料の幅が大きいので
長い床を貼る場合は取り回しが非常に難しいです
なるべく施工時の負担を減らすためにも、位置決めと糊塗りの順番は超重要
壁や床に対してまっすぐ貼るための基準を決めましょう
上記の方法で合わせれば大きく曲がってしまうなんていう失敗は避けられます
理由は、新築時にまっすぐに貼ったフローリングやクッションフロアは曲がっていないことが多いですし
扉の敷居や框やお風呂の入り口などはまっすぐに取り付けされていることが多く基準としては、ある程度の信頼性があります
どうしても基準となる線が見つからない場合は、諦めて「ピタゴラスの定理」を使って
壁から垂直線を出しましょう
施工時に徐々に糊を塗るor一度に糊を塗るかを決める
糊の塗り方にはそれぞれメリットとデメリットがあり
糊の塗り方 | メリット | デメリット |
---|---|---|
数回に分けて塗る場合 | ・初心者でも失敗しにくい | ・時間がかかる |
一度で全面に塗る場合 | ・大幅に作業時間が短縮できsる | ・一発勝負なので難しい |
初心者の方は、「CFを折りたたみ数回に分けて糊を塗る」のがオススメです
なるべくカンタンに貼れる方法を考える
貼り方向やジョイント(継ぎ目)の数や位置を変えることで、よりカンタンに貼れる場合は
迷わずにカンタンに貼れる方法を選択しましょう
簡単に貼れる=キレイに貼れる
この考え方は結構重要で
簡単に貼れる方法であれば失敗しにくいですし、時間の節約にもなります
クッションフロアを貼る際の注意するべき4つのポイント
クッションフロアを貼る際に注意するべき点は
CFの糊のりは付着するとしつこい
CF用の糊は水性ですが、衣類に一度付着するとキレイに取るのが難しいです
また、CFの表面についた場合は濡らしたウエスでも取れないことがあり
そういった場合は、濡らしたマイクロファイバータオルを使用してください
マイクロファイバータオルであればCF糊もキレイにふき取ることが可能
CFの糊はなかなか取れないので
CFや衣類につくと厄介です!
CFの糊に対して、マイクロファイバークロスは非常に優秀です
水に濡らした状態であればCFの表面に糊が付着してもササッとキレイになります
キズ・破れ・折り目に気を付ける
CFの表面にキズ・破れがついた場合は
基本的には補修はできません
なので、施工中にカッターでキズをつけてしまったり
強くひっぱって破ってしまわないように十分な注意が必要です
ただ折り目はヒートガンかドライヤーで温めるとほとんどの場合がもとに戻ります
しっかりと空気を抜く
エア抜きがしっかりできていないと
空気の入った部分だけ接着しないまま糊が乾いてしまい
その部分だけポコッと空気が抜けないままになります
こういった専用の工具もありますが、とても高価なので
DIYでたまにCFを貼る程度であればあまりオススメできません
30cmくらいの長さの垂木にタオルなどを巻いて
自作のエア抜き棒を作るのがオススメです
壁・見切り・建具・巾木にキズをつけないように注意
CF貼りでは材料を折りたたんだり、広げたりする際に壁にクッションフロアがぶつかってしまい
傷つけてしまうことがあります
壁際でのCFの取り回しには十分注意しましょう
また、見切り材や建具、木巾木の周辺は直接カッターの刃を入れなければならず
キズをつける可能性が非常に高いです
対策は、なるべくカッターの刃を短く出して使い
刃先は常に切れる状態を保つようにします
力を入れずに切れるような状態であれば、ムダに力まずにカットできるので
周囲にキズをつけるリスクは減らせるはず
重ね切りはしっかりと切る
ジョイント(継ぎ目)部分は重ね切りで施工するのがキレイに収まります
クッションフロア2枚分を断ち切るので、それなりに力を入れて切る必要があり
しっかりと切れていないと断面がグチャグチャになってうまく収まりません
まとめ:正しい知識があればクッションフロアを貼るのは難しくない!
まずは、しっかりと準備を整えることが大切です
横着してもキレイにクッションフロアは貼れません!
確実に準備を整えるのが重要です
施工中には上記の点に注意しましょう
特に重ね切りはしっかりと切らないと収まりが悪くなってしまい
仕上がりに悪影響がでます
CF貼りに慣れていないうちは、トイレや脱衣室など狭い空間から練習するのが良いと思います
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