1. 壁紙のグレード(デザイン・機能性)
- 量産クロス(950〜1,200円/㎡)
- シンプルで安価。白系や淡い色が中心。
- 大量生産されているためコストが安く、賃貸や原状回復に使われやすい。
- 一般(1000番台)クロス(1,500〜1,800円/㎡)
- カラーや柄が豊富。アクセントクロスなども選べる。
- デザイン性や質感が上がる分、材料単価が上昇。
- 高機能クロス(1,800〜3,000円/㎡)
- 防カビ・防汚・消臭・マイナスイオンなど機能性付き。
- 子ども部屋・ペットのいる家庭・飲食店などに人気。
- ポイント:材料代だけで倍近く変わるため、部屋の用途に応じて選ぶとムダが減ります。
目次
2. 下地の状態(補修の必要性)
- 壁紙は平らな下地が命。凹凸やヒビ、カビがあると補修が必要。
- 主な補修作業
- パテ埋め(小さな穴・傷)…1ヶ所3,000円程度
- 下地ベニヤまたは石膏ボードの貼り替え…1㎡あたり5,000〜8,000円程度
- カビ除去・防カビ処理…1㎡あたり500〜800円程度
- ポイント:築年数が経っている住宅は、剥がしてみないと補修の有無が分からないことが多い。
3. 施工面積
- 面積が広いほど**㎡単価が安くなる傾向があります。
- 例:6畳単室 → 1,300円/㎡
50㎡以上まとめて → 1,200円/㎡
- 例:6畳単室 → 1,300円/㎡
- まとめて依頼すると移動や準備の手間が減るため、業者のコストも下がる。
- ポイント:複数の部屋を同時にリフォームすると、総額は下がりやすい。
4. 部屋の形状
- シンプルな長方形の部屋は施工が早く、カットロスも少ない。
- 凹凸が多い部屋(出窓、柱、梁、ニッチなど)は作業時間が長くなり材料も余る。
- ポイント:特に天井や階段まわりは高所作業や足場が必要で割高になりやすい。
5. 古い壁紙の剥がし作業・処分
- 古いクロスを剥がす手間が加算されます。
- 剥がし+処分費:300〜500円/㎡
- 壁紙の上から貼れる「重ね貼り」もあるが、下地の状態次第。
- ポイント:剥がし作業が不要な場合は工期短縮&コスト削減。
6. 地域や業者の価格設定
- 都市部(東京・札幌など)は人件費が高く、単価も高め。
- 地域密着型の小規模業者は大手よりも安い場合が多い。
- ポイント:同じ施工内容でも、業者間で2〜3割の差が出ることもあります。
7. 追加オプション
- 防汚コート、防臭加工、UVカットなどを追加すると**+200〜500円/㎡**。
- 家具移動や養生費が別途かかる場合も。
- ポイント:家具移動は自分でやると節約可能。
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